菊池製作所とは

1. 菊池製作所

当社の歴史は、1958年4月、水戸市内でネジ工場を設立したことに始まります。創業時の主な事業は、日立電線木工株式会社(当時)向けの木製締め付けボルトや造船に使用する釘の製造でした。その後、ボルト製造だけでは限界があると感じ、1970年、簡易な工場を建設し、初めて半自動溶接機を購入。農機具等の部品製造など新事業を展開していきました。
1983年頃より2代目・波場春廣が「総合的なものつくり」を目標に加工種類を増やす試みが始まります。
プレスやマシニングセンター・NC旋盤、板金設備などを次々に導入し、設計部を立ち上げる事により「設計から製作・試作から量産まで」という当社の基本姿勢が定まっていきました。

その姿勢を貫き創立60周年を迎えた2018年。「金属加工なら何でもできる」ということが、当社の強みとなりました。
当社は、設計・開発(機械・建築設計、解析など)をはじめ、板金(薄板~厚板、3次元プラズマ切断、プレス加工など)、溶接(TIG・MIG・MAG溶接、装飾溶接、ロボット溶接など)、機械加工(丸物・角物・大型加工、放電加工、3次元切削加工など)、組立(FA装置などの組立)など、あらゆる加工のニーズに完全自社内対応することが可能です。
一般的な中小の工場では加工種類毎に1社1事業に分業することが多いですが、当社は、長年培ってきた何層にも重なる「総合力」と「職人の多能工化」によって社内一貫生産を実現しました。また、日本の製造業に属する中小企業の多くは、同一大手メーカーの量産品などを下請けして事業を成り立たせていますが、当社は、食品・医療・新エネルギー・建築業界など、多種多様なお客さま、常に100社ほどの依頼に対応しています。

現在、日本の工業界では、メーカーが中小企業に製造パッケージを一括発注するなど、総合化を求める傾向があります。そこで、多くの工場は、何社かと提携して“総合”商社のような形を取り始めていますが、当社の「総合金属加工」は、社内一貫生産による、コスト・納期・品質の一元管理は勿論、総合的な知見から生まれる「提案」を得意としています。当社は、多様な角度から画期的な提案をすることで、お客様の信頼を獲得しているのです。

2. 株式会社CHAIN WAITER

2018年12月当社は初の自社製品となる垂直搬送機CHAIN WAITER®「S」を発表しました。同製品には、株式会社椿本チエイン様の「ジップチェーンリフタ」を組み込んでいます。ジップチェーンリフタは、2本のチェーンがジッパーのように噛み合い1本の柱状になる仕組みで、油圧リフタに比べ3~10倍の昇降速度を誇り、昇降テストも100万回以上クリアしています。
CHAIN WAITER®「S」は、飲食店などが上層階への料理運搬機として使用する「ダムウェイター」と比較すると、自由度が高いことが特徴。本体ユニットを置くだけ(仮設・常設OK)、移設可能なので撤去後簡単ですし、建築復帰も容易です。標準施工時間は2人で4時間程度、メンテナンスも簡単です。
外装の素材や幅、高さのカスタマイズも自由で、スイッチなど細部にも1つ1つこだわり抜き、スタイリッシュな製品に仕上げました。
CHAIN WAITER®は、構想から設計、試作、完成、展示会での発表まで約1年間を要しましたが、しかし、これは他社から見ると驚異的なスピード。それを可能にしたのは、長年培ってきた当社のアイディア力と総合金属加工です。2019年4月には、当社の100%子会社となる株式会社CHAIN WAITERを設立し、営業活動等も行なっています。
また、2019年12月には医療・介護業界向けのCHAIN WAITER®シリーズの新作「Z」を発表予定です。

3. 菊池(大连)自动设备有限公司

当社では以前より、中国の企業で現地作業者への技術指導などを始め、現在では中国での部品調達などを積極的に進めています。当社規模の工場で商社機能も有することは大変珍しく、ここでも他社との距離を広げています。
中国での事業は「即決力」が重要。「日本に持ち帰ってから検討します」では、国際社会のスピードに追い付いていけません。
当社では、中国に進出する日系メーカーとの取引に加え、CHAIN WAITER®の幅広い展開を見据え、2019年5月に「菊池(大連)自動設備有限公司」という子会社を中国に創設しました。
開発・設計・販売を中心に、商社では真似の出来ない、技術を武器とした新たなサービスを提供いたします。
今後10年で日本の製造業を支える技術者は激減し、業界は大きな変化に揺れることでしょう。当社は海外展開を含め、自社の培った技術やノウハウを多方面に供給しながら、常に高品質で安定した製品提供をしたいと考えています。

Copyright (c) 有限会社菊池製作所 All Rights Reserved.